木によってはこれまで元気にスクスク育っていたのに、ある年急に部分的に葉っぱが枯れてしまったりすることがあります。
部分的とはいわず、ある高さから上全てや、左右でどちらか半分だけ枯れてしまったということもあります。
ここではその原因と対処法についてまとめています。
部分的に枯れてしまう状態
部分的に枯れてしまう状態には次のようなものがあります。
例えば、こちらの木は下側だけ残って、上側が全て枯れています。
上側と左側に葉っぱが出ないもみじ
原因
原因となりうることは様々ありますが、大きなものは以下の3つです。
水が足りない
水分が足りず、根から幹を伝って枝の先端まで届かないと上の方が枯れてしまいます。
栄養が足りない
水分と同じく、栄養が足りず、根から幹を伝って枝の先端まで届かないと上の方が枯れてしまいます。
日光が足りない
周りに日光を遮るものがあるなど、日陰などでよく見られることが多いです。
対処法
対処法は、原因の反対をしてあげることです。
意外と知られていない対処法に「枯れてしまった葉っぱや枝を切り落とす」という方法があります。
枯れてしまった葉っぱや枝を切り落とす
一部分だけ葉っぱがつかなかったり、枯れてしまったということは、木は弱ってはいるが、まだ死んではいないということです。
ただ、既に枯れてしまった箇所が復活するのは難しいです。
そんなときは、まだ生きている枝や葉っぱだけを残してあげます。
すると、木は頑張って自分の形になろうとします。このように木が本来持っているエネルギーを十分に発揮できる状態を整えてあげることが大切です。
背の高い木
背の高い木を自分でチョキチョキと剪定するのは難しいです。
高いものは業者さんにケアしてもらうのが一番です。
例えば上側の一部が枯れてしまった大きなモミジはクレーン車などを使って剪定します。
剪定することで枯れた葉っぱや枝を切り落とし、生きている枝だけ残します。
特に背の高い木は上まで水分が届いていないことや、直射日光で水分が足りていないことが枯れの原因であることが多いため、幹を麻布(緑化テープ)で巻きます。
根に水をやるときに、幹にも水をやり湿った状態が保てるようにします。
木はしゃべれない生き物なのでしっかりとしたケアが必要です。大切にすればその期待に応えてくれることや学びも多いものです。