葉っぱに丸い穴がポツポツ。虫食い!?病気!?原因と対処法|殺虫剤をまく時期や展着剤の使い方(スミチオン,オルトラン,ダインの違い)

庭木
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木々や草花をお庭に植えると緑が増えて癒される気持ちになります。毎年の成長を楽しみながら育てたいものです。

ところが時には、木や葉っぱの調子がおかしいときがあります。

例えば、次の写真のように葉っぱに丸いポツポツができることがあります。

葉っぱに丸い穴がポツポツ①
葉っぱに丸い穴がポツポツ②


ここでは、この葉っぱにできるポツポツ穴の原因と対処法についてまとめています。


葉っぱにできるポツポツ穴の原因

原因は「虫食い」です。「やっぱり」と思った方はまさにその通りです。

こういったポツポツ穴ができるのは虫が活動し始める5月頃からです。寒冷地だと6月頃といったところです。


対処法

対処法はズバリ「殺虫剤を撒く」ことです。

大切な葉っぱを食べてしまう害虫をやっつければ、葉っぱは自らの力で復活します。


どんな殺虫剤がいいの?

ホームセンターに行くと殺虫剤はたくさんの種類があります。

そんな中でも、その道20年の植物を愛する造園屋さんに聞いたお勧めの殺虫剤はスミチオン(スミチオン乳剤)というものです。

プロも愛用するものですが、ホームセンターでも売っています。


庭木はもちろん、草花・野菜や果樹などを加害する広範囲の害虫に効果のある万能な殺虫剤です。

庭木に撒く場合は水で1000倍に薄めます。(野菜の場合は2000倍に薄めます)

なお、乳液なので水の色は白色になります。

(参考)住友化学園芸


庭が広く、木々がたくさんあるという方は大容量のスミチオンもあります。



希釈の量と割合

希釈するときは、500ml作りたければ、水500mlに対して、スミチオンを0.5ml混ぜます。

1L作りたい場合は、水1000mlに対して、スミチオンを1ml混ぜます。

大容量の10Lつくりたいときは、水10Lに対してスミチオンを10ml混ぜます。


殺虫剤の撒き方

スミチオン乳剤を水で希釈したら、スプレーや噴霧器に入れます。一般家庭の場合は少し大きめのスプレーに入れるので問題ないでしょう。

その際、薬剤OKなスプレーを使用します。スプレーは100均などでも売っていますがあまりお勧めはできません。

過去に使用した薬剤用のスプレーをよく洗って再利用するのも一つの手です。

木が大きかったり、本数が多い場合は噴霧器が便利です。

噴霧器の価格はピンキリですが、小型だと2000円ほどで手に入ります。


上記は4Lタイプですが、もっと容量が必要という方は、大容量16Lで9000円ほどで手に入ります。背負い式&電動で、レビューも高くコスパのいい商品です。



希釈が完了したら、木全体とくに葉っぱの部分にもかかるようにスプレーします。

スプレーを使った場合:(参考)住友化学園芸
Point

虫さんたちは葉っぱの裏側にも潜んでいるので、裏側にもスプレーしてください。


樹木に散布する場合は、下から上に向かって散布します。こちらも葉っぱの裏側にかかるようにします。

噴霧器を使った場合:(参考)住友化学園芸


スミチオンは芝の消毒にも使うことができます。散布するときは1㎡あたり3L(希釈したもの)をジョウロで撒きます。

よくしみ込むようにたっぷりあげるのがポイントです。


スミチオンを散布するときの注意点

スミチオンを散布するときに以下のことを知っておく必要があります。

スミチオンの注意点
  • 予防にはならない(虫がいる時期に撒く)
  • 持続力がない(水で流れてしまう)


予防にはならない

スミチオンは殺虫剤で、防虫剤ではありません。

このため3月など虫が出始める前にまいておいても意味はありません

5,6月など虫が出始める時期からまき始めるのがポイントです。

予防には「オルトラン」という専用の薬があります。虫が出てくることすら嫌だという人は、あらかじめオルトランを散布しておくことをおすすめします。


このボトルタイプは、非常に良心的で、容器を軽く5回振ると約1gになる設計になっています。

1㎡で3~6gが適切な量になるので、約30回シャカシャカふればOKになります。

軽量する必要もなく、手も汚れないのがポイントです。

もっと大容量がいいという方は、1kgタイプもあります。


注意点

オルトランなどの殺虫剤はたくさん散布すればいいわけではありません。濃度が高すぎると木々などの植物にとっても害になってしまいます。適量あげることが大切です。


持続力がない

スミチオンは一度まけばそれでOKではありません。雨などが降れば流れてしまいます

このため、一度散布して終わりではなく、定期的に散布する必要があります

この煩わしさを解消するために、「ダイン」という展着剤があります。

展着剤という言葉は聞きなれないかもしれませんが、葉っぱの表面に吸着しやすくして、持続時間を長くする効果があります。

(参考)住友化成園芸


スミチオン乳剤と合わせてダインも使う場合は、ダインを水に溶かしてからスミチオンを混ぜます。




スミチオン乳剤・オルトラン・ダインの違い

「スミチオン乳剤」は殺虫剤です。虫が出た時期に散布することで害虫を退治します。

葉っぱに虫食いの穴を見つけたら、急いでスミチオンを撒きます。

そのとき、何度も何度も撒くのがめんどうな方は「ダイン」を一緒に混ぜておきます。そうすることで1ヶ月ぐらい効果が持続するようになります。

まさにアメニモマケズです。


葉っぱが虫に食べられてしまうことが嫌だという人は、予防として「オルトラン」を使います。

早めの時期にオルトランを土に撒いておけば、植物が吸収して害虫に強くなります。


まとめ

3つの薬剤を上手につかえば、虫食い穴あきにもばっちり対処できます。

朝起きてお庭を見てあらびっくりなんてこともなくなります。

植物は声を出すことができません。だからこそ植物がヘルプのサインを出しているときには適切にお薬をあげることが必要です。

植物も人間と同じですね。



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