エクステリアや造園に特化したO7を使うと、キレイな3D CADを簡単に描くことができます。
作成した図面をお客様に提出する前に注釈を追加して、各パーツやエクステリア、寸法などの説明を追加しておくと、見やすさや理解度が大幅に向上します。
ここでは作成した平面図に注釈を追加する方法についてまとめています。
注釈(テキスト)を追加する方法
平面図に注釈(テキスト)を追加したいときは「注釈」レイヤーを使います。

下側に文字や、矢印付きの文字、マークなどが表示されるので追加したいものをドラッグ&ドロップします。

↓ 「申請建物 設計GL±0」を追加

文字をダブルクリックすると、内容、サイズ、フォント、色などを変更することができます。

敷地に寸法やレベルを追加する
敷地に寸法を追加する場合も同じく、「注釈」レイヤーを使用します。
その際、右側メニューの「敷地注釈」を使用することで、まとめて追加をすることができます。

「「求積図・求積表」を作成しますか?」と表示されるので、作成する場合は「はい」、作成しない場合は「いいえ」をクリックします。

今回は不要なので「いいえ」をクリックします。
すると敷地に寸法とレベルが自動で入ります。


「「求積図・求積表」を作成しますか?」で「はい」を選択すると、以下のような確認画面が表示されます。

上側のタブで「求積表」をクリックすると表の内容を確認することができます。

問題がなければ右下の「作成」をクリックすると、それぞれが平面図に追加されます。

塀やフェンス、レンガの注釈を追加する
平面図に記載されている、塀やフェンス、レンガの注釈を追加するには、「注釈」レイヤーで文字、または矢印付きの文字を選択します。

ドラッグして、カーソルを対象のパーツにあててからドロップします。(拡大するとパーツを指定しやすくなります)
すると、指定したパーツの詳細が表示する文字列として自動で入ります。

色やフォント、サイズなども設定することができます。
問題がなければ「OK」をクリックします。

植栽なども同様の方法で注釈を入れることができます。

補助線の長さや向きを変更する
注釈の補助線を選択すると黒いドットが表示されます。

この黒い点をドラッグすると、補助線の長さや向きを調整することができます。

矢印のない注釈
注釈で矢印のない「文字」をドラッグドロップすると、ドロップしたパーツの内容が自動で入力されます。


変更してOKをクリックすると、指定した注釈が入ります。

階段の注釈を追加する
階段に注釈を追加するには、「文字」を各段差にドラッグ&ドロップします。
表示文字列を段差の数値にします。


最後に「出入口」の▲を追加すれば完成です。


寸法線の入力
寸法線の入力方法は以下の2種類があります。
- 自動入力
- マニュアル入力
自動入力は辺を指定すると、数値を自動的に拾ってくれます。
自分で寸法を入力したいときはマニュアル入力を使います。
寸法の自動入力
敷地に対して寸法線を入力したいときは「寸法線」を対象の辺にドロップします。

自動で数値を拾って入力してくれます。

寸法をダブルクリックすると、メニューが表示され、線の位置、フォント、サイズ、色などを変更することができます。

寸法のマニュアル入力
マニュアルで入力するには、「注釈」レイヤーを選択したときに、右側に表示されているメニューの中の「寸法線」を選びます。

この状態で、寸法を入力したい頂点を2か所クリックし、数値を表示する位置でダブルクリックします。

各辺の寸法を入力すると以下のようになります。

植栽の注釈を自動で一括入力する方法
植栽がたくさん設置されているときに、個別に注釈をドロップせずとも、一括で設定する方法があります。
「注釈」レイヤー選択時に右側に表示される「植栽注釈」を選択します。

すると、「引き出し線」「表」「表(CO2付)」と書かれたメニューが表示されます。

引き出し線
「引き出し線」をクリックすると、以下のように自動で線と注釈テキストが追加されます。

表
「表」をクリックすると、平面図上にある植栽の一覧表が表示されます。
中には、植栽名、高さ、幅、数量が記載されています。

ダブルクリックすると表の編集メニューが表示され、行列の追加やテキストの編集をすることができます。

↓ C、W、備考を削除し、サツキ H=0.4の数量を合算

「OK」をクリックすれば、平面図上の表が置き換わります。

表(CO2付)
「表(CO2付)」をクリックすると、平面図上にある植栽の一覧表にCO2の排出量が記載されたものが表示されます。

現在のCO2固定量、5年後、10年後、20年後のCO2の吸収量が表示されます。

ダブルクリックすると表の編集メニューが表示され、行列の追加やテキストの編集をすることができます。
CO2固定量とは何か?
「表(CO2付)」を選択した時に表示される「CO2固定量」とは、対象の植物が1年間に吸収するCO2の量のことです。
- 現在のCO2固定量: 現在の高さの植栽が1年間で吸収するCO2の量。
- 5年後:5年後に成長した植栽が、1年間で吸収するCO2の量。
- 10年後:10年後に成長した植栽が、1年間で吸収するCO2の量。
- 20年後:20年後に成長した植栽が、1年間で吸収するCO2の量。
1年間で吸収するCO2の量であることに注意が必要です。

樹木の詳細情報を追加する方法
「造園」レイヤーで対象の植物を選択すると、右側に「樹木詳細情報」が表示されます。

下側にある「QRを注釈レイヤーに配置」をクリックすると、詳細情報がしるされたページのQRコードを平面図に追加できます。

追加したQRコードは「造園」レイヤーでは操作できません。レイヤーを「注釈」に切り替えることで移動やサイズ変更などの操作が可能になります。

QRコードの追加は「造園」レイヤーで行いますが、追加したQRコードの表示・編集は「注釈」レイヤーで行います。
樹木の画像を追加する方法
平面図に樹木の参考画像を追加することもできます。
「造園」レイヤーを選択し、下側のメニューで「植栽アイテム」の「単独配置」または「列植」を選択します。

この状態で、平面図上の対象の木を選択すると、右側に「樹木詳細情報」が表示されます。
このとき上に画像が数枚表示されます。

平面図にドロップすると以下のようなメッセージが表示されるので「OK」をクリックします。

追加した画像は最初は「造園」レイヤーでは操作できません。レイヤーを「注釈」に切り替えることで移動やサイズ変更などの操作が可能になります。

画像の追加は「造園」レイヤーで行いますが、追加したQRコードの表示・編集は「注釈」レイヤーで行います。