エクステリアに特化したCAD O7では階段に手すりを設定することができます。
ここでは玄関の階段に手すりを設置する方法を実例で解説しています。
元の3D CADイメージ
以下のようなお家の階段に手すりを追加していきます。
手摺りユニットを配置する
「ユニット」レイヤーの下側のメニューで「製品」をクリックします。
検索窓で製品名を入力するか、「手摺」と入力すると、対象の製品一覧が表示されます。
もしくは、「種別」で「手すり」を選択します。
ここでは例として「アーキーレール 丸柱」を選択します。
右側に種類が表示されるので「連」と書かれた、単体連続用の手摺りを平面図の階段の近くにドロップします。
手すりの長さを階段の長さに合わせる
追加した手摺りを階段に設置します。
現状では長すぎるので、手すりをダブルクリックし詳細メニュー(部材デザイナー)を開きます。
右側の「サイズ」のところで横幅を入力し「OK」をクリックします。
ここでは「640」とします。
これで階段の長さ調整が完了です。
リアルタイムパースで確認平行についているので、これを階段の傾きと合わせる必要があります。
手摺りに確度(高低差)をつける
階段の高さを確認する
手摺りに確度をつけるために、階段の高さを確認します。
階段をダブルクリックし、階段デザイナーを起動します。上部メニューで「断面設定」を選択します。
「階段設定を戻すため、デザインが元に戻ります」と表示されるので「OK」を選択します。
階段の断面図が表示され、高低差を確認することができます。
今回の場合は下端0、上端400であることがわかります。
確認できたら画面右下の「キャンセル」をクリックして閉じます。
「編集したデータは反映されませんが、終了してよろしいですか?」と表示されるので「はい」をクリックします。
手摺りに角度をつける
手摺りを選択した状態で、上部メニューの「加工 > レベル一括変換」をクリックします。
手摺りの下端をクリックし「0」、上端をクリックし「400」と入力します。
右側メニューの「シンボルの変形」で「完全変形」にチェックを入れます。
「レベル変換実行」をクリックすると指定した高さが適用されます。
上側に手すりを設置する
階段に斜めの手摺りを設置できたので、最上段の平面に平行な手すりを作成します。
先ほどと同様に、「連」と書かれた、単体連続用の手摺りを平面図の階段の近くにドロップします。
既に設置した手摺りに連続するように配置します。
現状では高さも長さも合っていない状態です。
手摺りをダブルクリックして長さを調整します。
サイズを入力して「OK」をクリックします。
位置を調整します。
続いて、高さを調整するため、手すりを選択した状態で「加工 > レベル一括変換」を選択します。
手すりの任意の一か所をクリックして「400」と入力します。
右側メニューの「シンボルの変形」で「完全変形」にチェックを入れます。
「レベル変換実行」をクリックすると指定した高さが適用されます。
以上で手摺りの設置が完了です。